乳歯と永久歯 大切なのはどっち?

乳歯、いわゆる「子どもの歯」はせいぜい10年が寿命です。

それに比べて「大人の歯」である永久歯は一生モノ。

どちらもお母さんからもらった大切な歯ですが、長く使うぶん永久歯の方が大事だと思われる方も多いのではないでしょうか?

さてここで、乳歯の虫歯と永久歯の虫歯の関係を示します。

df歯数というのは

d=治してない虫歯

f=治した虫歯

つまり虫歯を経験したことのある乳歯の本数を表します。

乳歯が小文字、永久歯が大文字を使います。

乳歯はだいたい2歳半頃には全部生えそろいます。

上図では3歳時に虫歯ゼロだった子が赤線、一方3歳時に9本以上の虫歯があった子は青線です。

見てみると、中1(12歳)の時に赤線の子は3.3本青線の子は7本のDF歯数を示しています。

つまり乳歯の虫歯が多いと、永久歯の虫歯も増加するということです。

 

それも2倍以上のスピードで増えています。

「乳歯は虫歯になっても永久歯に生え変わるから」といわれますが、上のグラフから、乳歯の状態によって永久歯の将来が決まってしまうことがわかります。

だとすると、健全な乳歯こそが健康な永久歯を支える「土台の歯」ともいえるかもしれませんね。

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