歯科医院でのレントゲン検査

今回は、歯科医院におけるレントゲン検査についてご紹介します。

歯科医院を受診したときに、レントゲン検査を受けたことのある方がほとんどかと思います。レントゲン検査は歯科治療に必要な検査の一つですが、どのような種類があるのでしょうか。なぜモノクロに映るのか、妊娠中でも大丈夫なのか、といったことも併せて解説します。

レントゲン検査の種類

歯科治療において行われるレントゲン検査には、主に以下の3種類が挙げられます。

・パノラマレントゲン

最も一般的なレントゲン検査です。目の周囲から下顎までの広い範囲を一度に映し出せるもので、広く全体を見ることができます。

・デンタルレントゲン

約3cm×4cmのフィルムを使って撮影するレントゲンです。歯3~4本分のみを映し出し、パノラマレントゲンよりも詳細に歯の状態を把握できます。

・歯科用CT

上記2種類のレントゲンは2次元の画像ですが、CTでは対象物を立体的に捉えることができます。3次元のデータからは歯だけでなく、顎の骨や血管、神経などの状態も分かります。

レントゲンはなぜモノクロなの?

レントゲンは、X線を体に透過させることで撮影されます。X線が体を透過して外に出ていくものと体内に吸収されるものに分かれるため、その差でモノクロに映るのです。密度が高くて硬い組織ほど、X線を吸収して白く映ります。つまり、歯や顎の骨は白く映り、口の中の粘膜や歯の神経、血管は黒く映るということです。また、詰め物や被せ物などの人工物は真っ白に映り、むし歯は黒く映ります。

妊娠中にレントゲンを撮っても大丈夫?

レントゲン検査を受ける際に被ばく量が気になる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、歯科のレントゲンにおける被ばく量は自然被ばく量に比べてもごく僅かで、身体への悪影響はほとんどないと考えてよいでしょう。したがって、妊娠中であってもレントゲン検査を受けることに大きな問題はありません。レントゲンを撮影するときには防護用のエプロンも着用していただきますので、ご安心ください。

まとめ

今回は、歯科医院におけるレントゲン検査についてご紹介しました。お口の中の状況を正確に把握し、適切な診断をするためにもレントゲン検査は非常に重要です。

当院では、患者様お一人おひとりのお口の中の状態に合わせて最適な治療方法をご提案いたします。 

お気軽にかけまちコミュニティー歯科までご相談ください。

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