ホワイトニングについて
ホワイトニングは、広い意味では歯を白くする処置全般のことを言いますが、一般的には薬剤で歯を『漂白』することを指しますから、ここではその説明をします。 ホワイトニングの種類は、クリニックで行う「オフィスホワイトニング」自宅で行う「ホームホワイトニング」両方行う『デュアルホワイトニング』があります。
こんな方へ
加齢による歯の黄ばみが気になる方
今よりもっと美しく白い歯になりたい方
自分の笑顔にもっと自信を持ちたい方
挙式を控えている方
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯の表面に特定の薬剤を塗り、光を当てて歯を白くする方法で、1回の施術で歯の色を2~4トーン明るくすることができます。通院の頻度は通常3~5回程度で、個人差があります。
ホワイトニングの前に歯をきれいに清掃します
歯肉保護剤を歯肉に塗ります
光を当てて硬くします
綿棒などで薬液を塗ります
光を当てて再び薬を塗るを3回を限度に繰り返します
水洗いしてから歯肉保護剤を除きます
メリット
①短い期間で効果が出る
②処置の回数が少ない
③部分的(1~2歯)なホワイトニングが可能
デメリット
①知覚過敏が出やすい
②処置1回の時間が長い(1~1.5時間)
③後戻りしやすい
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、自宅で歯を美白する方法です。特別なマウスピースに薬剤を塗り、2週間ほどで明らかな効果が現れます。白さを保つためには、週に1回程度の継続がおすすめです。
シェードガードを当てて目標の白さを決めます
歯の型を採ります
模型を作ります
トレーが完成しました
トレーの中に歯1本あたり米1粒分くらいの薬を注入します
トレーを装着します。継続的なメンテナンスでいつまでもきれいに!
メリット
①処置1回の時間が短い
②上下全ての歯のホワイトニングが可能
③後戻りしにくく、知覚過敏が出にくい
デメリット
①効果が出るのに時間がかかる(2週間ほど)
②継続させる忍耐力が必要
デュアルホワイトニング
初回にオフィスホワイトニングを行い、その後ホームホワイトニングを継続する。もしくはホームホワイトニングで不十分だった部分をオフィスホワイトニングで補う。
メリットは、ホワイトニング効果が単独よりも早いことです。
オフィスホワイトニング
↓
ホームホワイトニング
↓
不十分だった部分
オフィスホワイトニング
↓
効果が高い
ホワイトニングの選択基準
お口の状態は、皆さん一人一人違います。着色の原因によっては色が落ちにくかったり、効果の出ないものがあります。また、詰め物や被せ物のほとんどにはホワイトニングの効果はありません。そのこともふまえて
1、患者さんのご希望
2、変色・着色の原因
3、知覚過敏の発症状況
4、費用
5、治療期間
↓
これらを考慮して一番良い方法をご提案いたしますので、安心してご相談ください。
白斑治療
〜前歯の白斑が気になる方へ〜
白斑治療とは、欧米で開発された歯科用の薬剤で、歯を削らずに初期むし歯やホワイトスポットなどの白斑を治療する材料です。ドリルや麻酔を使わず、痛みもほとんどなくエナメル質を再石灰化しホワイトスポットの改善が可能です。
料金
●ホームホワイトニング 33,000円
・治療回数 2〜3回
・治療期間 2週間
●白斑治療 55,000円
・治療回数 2〜3回
・治療期間 2週間
※税込
※オフィスホワイトニング、デュアルホワイトニングは準備中です
ホワイトニングQ&A
- 1回したら効果はどれくらい持ちますか?
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個人差はありますが、大体半年~1年くらいで元に戻り始めます。ですので「タッチアップ」と言って色調が元に戻る前に3~6ヶ月くらいで再度ホワイトニングをしていただくと、白さをキープし続けることができます。
- 歯を傷めたりしませんか?
-
歯を傷めるものではありません。副作用の歯のしみに関しては、薬剤が歯の表層のエナメル質に浸透して、象牙質という歯の神経と繋がっている組織にまで達した時に出るものです。ですから、もともと歯にヒビが入っていたり、大きなむし歯がある場合はホワイトニングができない場合もあります。
- 安全なものですか?
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安全です。
ホワイトニング剤の主成分として使用されているものは、過酸化水素と言います。過酸化水素は体や口の消毒にも使用されています。また長期的な研究を経てFDA(米国食品医薬品局)においてもその安全性が認証されています。 - エステのホワイトニングの違いは何ですか?
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エステは医療機関のものに比べて安くなっている場合が多いですが、過酸化水素を使えないため、ホワイトニングの効果が低いです。また、専門知識や、より適切な処置の判断・選択肢の幅も広いため歯科でのホワイトニングをお勧めします。
- ホワイトニングができない人はいますか?
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無カタラーゼ症候群の方、呼吸器疾患(肺炎など)のある方は治療できません。また妊娠・授乳中の方、象牙質形成不全症、エナメル質形成不全症、治療していないむし歯が多い方、歯に亀裂が多い方、重度の変色の方、知覚過敏になりやすい方は事前にご相談ください。