診療方針
子どもはとても感受性が強く、大人が思っているよりも繊細です。知らない場所で、心の準備もないままに、見たこともない機械に囲まれたら、不安になるのも無理はありません。
歯科医院の診察台に座ると、大人の方でも平常時より心拍数が上がります。子どもにとって一番最初の歯科体験はとても重要です。ここで「歯医者さんは楽しいところだ」と認識していただければ、歯科へ定期検診に通うことになんら抵抗を感じることはなくなります。歯科医院が身近な存在になれば、歯で困ることの少ない人生を送ることができるでしょう。
当院では、お子さんが余計に緊張しないように気をつけて診察させていただきます。
明るく開放的なキッズコーナー
待合スペースにはキッズコーナーを設置しております。ソファ張りで靴をぬいでリラックスして待つことができます。DVDやおもちゃもあるので退屈してしまうこともありません。
治療の流れ
①
1歯科医院の空気に慣れてもらう
初めて歯医者に来た子に対しては、歯科医院という場所に対しての不安を取り除くことが一番大事になってきます。お子さん自身が嫌がっている場合は(もちろん緊急性が高い場合は除きますが)、たとえむし歯が見つかったとしてもいきなり削るといった治療はおすすめできないことが多いです。
最初は歯医者さん独特のニオイや機械の音、見守ってくれる衛生士さんや助手さん、先生といったスタッフなど、取り巻く環境にちょっとずつ慣れていきましょう。
まずは、こどもたちとのコミュニケーションを大事にしています。
②
最初はキッズベッドでごろん
歯科医院のチェアーは、子どもにとってはとても大きく、ただ座るだけで不安になる子もいます。そんな子には、おうちにあるソファのようなベッドに座ってもらい、お父さんやお母さんに近くで見てもらいながらなるべく安心できる環境で診察を進めていきます。
リラックスしてね
③
まずは練習から
もしも治療が必要になったら、練習から始めていきます。治療で使う道具を一つ一つ見せたり、さわってもらったりします。上手に診察台で横になれるようなら、お口の中で実際にお水を出して吸ってみたり、機械のからまわしをしてみたりします。見えないことが不安に繋がる場合もありますので、鏡で見てもらいながら練習することもあります。
はじめは遊びだと思って道具に慣れよう!
④
あわてずあきらめずに
小児治療は、実は非常に根気がいります。治療が必要だと聞くと、どうしてもお父さんお母さんは早く治療しないといけない、と考えてしまいます。しかしそこを我慢して乗り越えることができると、お子さんの成長は驚くほど早く、それがスタッフやご両親の喜びにもつながります。最初は泣いてしまってうまくできなくても、ほとんどのお子さんは繰り返すうちに上手にできるようになってきます。子どもの成長には個人差がありますから、焦らずに少しずつでも進めていきましょう。
はじめからうまくできなくても大丈夫!
当院からのお願い
お子様がリラックスして受診できるよう、配慮をしていますがスムーズな受診ができるよう以下のことをお願いしています。
歯医者さんに行って痛くなくなってよかった!と思っていただけることが理想ですね!
定期検診のおすすめ
むし歯が進行したり、お口に病気の早期発見のためにも定期検診をお勧めします。
最低でも半年に1回、理想的には3~4カ月に1回受けるのがよいとされています。検診では、むし歯の有無、歯の生え方、永久歯に生え変わる際に歯がきれいに並ぶだけのスペースがあるかどうか、矯正治療が必要かどうかなどをチェックします。
フッ素塗布について
フッ素はむし歯予防効果があると言われている予防薬です。上下の歯がそれぞれ4本ずつ生え揃ってきた頃から始めるのがおすすめです。一般的には、1歳半程度で上下4本が生え揃うため、1歳半頃からフッ素塗布を始めるのが適しています。
かけコミュキッズクラブ
子どもの歯Q&A
- こどもが泣いてしまって治療できない時は?
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子どもが「泣く」という行為にも、それだけの理由があります。
3歳以上の子どもで歯科治療時に泣く場合、次のことが考えられます。
①痛い ②恐怖、不安 ③甘え泣き ④1、2、3の複合型
これらのどのタイプの「泣き」なのかを見極めて、それにあったアプローチを行うようにします。
それでもうまくいかないときは、焦らないことが大切です。最初からうまくいかないことは、日常の診療ではよくあることです。ですから一人一人のお子さんの成長に合わせて、少しずつできるようになるよう我々も全力でサポートしますので一緒に頑張りましょう。 - 小児歯科とはいくつまでの子どもでしょうか?
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歯科で原則的に言うと、大人の歯列が完成するまでの間は小児歯科になります。親知らずが生え始める前くらいですので、18歳くらいまでと言うことになります。
- むし歯以外にも気を付ける点はありますか?
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実はとてもたくさんあります。例えばどんな食生活を送っているかや、鼻で呼吸ができているかなどです。これらは子どもの顎の成長発育に非常に大きな影響を与えます。
詳しくは >>子どもの歯ならびについてへ - 歯が生えてくるのが遅いです。歯医者さんに行った方が良いですか?
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平均的には生後6ケ月くらいに生え始めます。遅い場合は1歳くらいで乳歯が生える子もいますが、心配な場合は一度受診をお勧めします。
- 歯磨きは何歳からはじめれば良いですか?
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乳歯が生えはじめたら行ってください。まずは歯ブラシに慣れることが大事です。歯ブラシが楽しくなるよう習慣づけしましょう。