ぶつかったり、転んだりして歯が抜けるというトラブルは、ままあることです。
特に活発なお子さんなどは、ケガと常に隣り合わせの生活です。
もしも何かの拍子に歯が抜けてしまうほどの事故にあったら・・・
まずは他に異常がないか全身をチェックしましょう。
受傷状況にもよりますが歯をケガしたということは、多かれ少なかれ脳へも衝撃が伝わっていることが考えられます。
頭痛や吐き気がないか、意識がはっきりしているかなどが最優先の確認事項です。
記憶が飛んでたり歩き方、目の動きなどがおかしいようなら、先に医科を受診してください。
歯が抜けてしまった場合
歯科的には緊急度が高いです。
抜けた永久歯は元に戻す(再植)ことができる可能性がありますが、その成否は歯の根の周りに付いている歯根膜の生死にかかっています。(乳歯が抜けた場合はあまり再植することはありませんが、後に生えてくる永久歯への影響も考えられますので、早めの受診をお勧めします)
ですので、受傷後はなるべく早く歯科を受診してください。1〜3時間以内が治療の成功率が高いですが、早ければ早いほど良いです。
では受診までの間、抜けた歯はどのように扱えば良いでしょうか?
まず、水洗いはやめたほうがいいです。
水道水の浸透圧や、含まれる塩素で歯根膜を痛めてしまいます。
砂や泥がついていても、歯科医院で洗浄するので気にしないでください。
もっとも避けたいのは、乾燥させることです。
市販の「歯の保存液」がもっとも歯根膜を長くもたせてくれますので、受傷時に都合よく持っていたり手に入れば浸けておきましょう。24時間程度保存できます。
また、身近なところでは牛乳が良いです。
どこでも手に入る滅菌水であり、浸透圧が生体に近いことが理由です。約6時間保存できます。
もしも周りに何もない場合は、自分の口の中で保存してください。
唾液によって数時間は歯根膜を保存することができます。
ただし間違って飲み込んでしまうといけませんので、口腔前庭という、歯肉と口唇の間に置いておくようにしてください。


