セミナー参加– category –
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医療の現場で歯科に求められていること
去年の4月に保険の大改正があり、訪問診療に関する項目が充実しました。 これは国も訪問診療を重要視し、今後もその傾向が一段と進んでいくということを示唆しています。 今、日本の死因第1位はがん、2位は心疾患、3位に肺炎がランクインしています。 この肺炎の8割に誤嚥性肺炎が寄与しているという推計値があります。 誤嚥性肺炎は、口の中の衛生状態が悪いと罹患する確率が高くなります。 医療や介護の現場で、我々歯科医療従事者に求められていることが数多くあります。 ところが、恥ずかしながらそのような教育をあまり受けて来なかった自分がいるので、毎日必死で勉強しなければと焦っております。 兎にも角にも、0から作り出す才覚もありませんので、すでに先陣切って多く... -
今年最初のセミナー参加
こんにちは、歯科衛生士の佐藤です! 週末に先生と衛生士みんなで、東京の神田にて歯周病についてのセミナーへ行ってきました。 皆さんは、「歯周病」をご存知ですか? きっと多くの方がテレビや歯科医院などで、この名前を聞いたことがあるかと思います。 しかし歯周病がどんな病気で、皆さんの生活にどういう影響を及ぼすのか、本当に治るのか、具体的に知っている方はそう多くないのではないかと思います。 私たちも歯周病について、しっかりと患者さんに対して説明ができているのか、そして、みなさんにちゃんと納得して検診や治療に来ていただけているのかを今一度しっかりと見直す必要があると思いました。 歯周病というのは、歯を支える骨が溶けていく病気です。 そう聞くと、「... -
歯の保存
こんにちは、院長の吉田です。 またまた先週末の話ですが、土曜日におやすみをいただいて神戸は三ノ宮へ2日間の研修を受けてまいりました。 内容は包括的な審美と修復のハンズオンコースです。 虫歯の治療に対する考え方ですが、今と昔と比べると随分と変わりました。 予防の観点からすると、どのタイミングで介入するのか、静観する方が良いのかの見極めは重要になってきます。 歯を削らずに済むのであればそれが一番いいですが、中々そうもいかない状態も多くあります。 そういう場合は処置に踏み切るわけですが、人の口の中はとても繊細で、髪の毛1本挟まっただけでも違和感を覚えるようになっていますから、小さな虫歯一つを簡単に詰めているようでも結構神経使っています。 大き... -
少子高齢社会における歯科医院の右手と左手
こんにちは、院長の吉田です。 日曜日のことになりますが、2週連続で東京へセミナーを受けに行ってまいりました。 北海道の帯広で地域医療に多大な貢献をされていて、全国からも見学者が絶えないという栂安先生のお話を聞くためです。 日本のこれからの少子高齢社会化において、10年後には65歳以上の方が人口の30%を超えるという時代、訪問診療のニーズが加速していくことが想像されます。 当院でも今後のことを鑑みて様々な状況に対応ができるよう、その分野の最前線で活躍されている方の情報をしっかりと把握する必要があります。 今のところ我々歯科医院は、1次医療といういわゆる外来診療が主体の診療所がほとんどで、2次、3次医療機関は1次医療機関に比べると数的にと... -
不正咬合と顎関節症と睡眠時無呼吸症候群と
今週の頭の話になりますが、日月と連休に品川でMRC矯正のセミナーを受けてきました。 この連休、実は横浜でワールドデンタルショーという、歯科関係者の中ではかなりのビックイベントがありまして、ほとんどの方はそちらへ行ってしまっているのではないかと思っていました。 ところが品川の方も300人以上の満員御礼状態。トピックスとしてこの分野の注目度の高さが伺われます。 私たちは3月にDr. John Flutterのセミナーを受けておりました。 今回はDr.Chris Farrellということで、Myofunctional Research Company (MRC)の代表者のお話でした。 前回のセミナーでは、我々の診るべきは単に歯ならびではなく、その背景にある子どもたちの発育不全に目を向け、呼吸と舌位を正して健康... -
子どもの歯ならびのために
こんにちは、院長の吉田です。 先週の台風24号が上陸した日ですが、医院のスタッフ総出で中川区の「おしむら歯科・こども矯正歯科クリニック」さんのセミナーに参加してまいりました。 ここのドクターは私の同級生なのですが、とても精力的に子ども達の健康を守る仕事をしておられます。 子どもの健康と歯ならびを学ぶためオーストラリアへ何度も足を運ぶという行動力には、見習うべきところがたくさんあります。 さて、昨今歯ならびの良いお子さんの割合はかなり少なく、昔に比べ虫歯は減ったものの、歯ならびの悪い(不正咬合)子どもは増加してます。 もちろん遺伝的な要因も0ではないですが、多くは環境的な要因に左右されていることがわかってきています。 つまり、虫歯や歯周... -
地域包括ケア研修会
まだまだ残暑が厳しい中ですが、今回は歯科医師会のセミナーに参加してまいりました。 先の4月から「口腔機能低下症」と言う項目が保険診療の中に加わりました。 日本は超高齢社会を迎え、昔は要介護の原因は生活習慣病が多かったのですが、今は生活習慣病が3割で、5割が老年症候群(主に認知症や高齢による衰弱)と言う割合になっています。 「オーラルフレイル」 と言う言葉をご存知でしょうか? フレイルというのは加齢に伴って全身の生理的な機能が低下し、普通に生活するのが困難になりやすい状態のことです。 オーラルフレイルというのは、口の機能(咀嚼や摂食・嚥下)のフレイルです。 この状態になると、口腔機能が低下しやすくなり、すると栄養障害が起こりやすくなります... -
正確な診断のためには
こんにちは、院長の吉田です。 今月から8ヶ月間、毎月土日の2日間、計16回のセミナーを受講いたします。 そのため、これから年内は月に1度土曜日を休診とさせていただく形になります。 該当週は振り替えに木曜日を診療日といたしますが、皆様にはご迷惑をおかけします。 しかし、その代償に岡崎市の皆様により良い歯科医療をご提供できるよう研鑽しますので、どうかご理解のほどよろしくお願いします。 さて、どういった内容のコースかと言いますと、診査・診断・治療計画に重きを置いたセミナーです。 え、それって今更学ぶものなのだろうか?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。 しかしながら、これらを系統立ててしっかりと学ぶ機会というのも、実はそれほど多くはない... -
第56回日本小児歯科学会大会
こんにちは、院長の吉田です。 本日の休診日は、大阪国際会議場にて行われております日本小児歯科学会へ参加してまいりました。 大会自体は明日もありますが、臨床的な内容と、先輩ドクターの公演が木曜日であったため、1日目のプログラムのみ参加して日帰りという慌ただしい日程でした。 小児歯科という分野は、いわゆる学術的な意味合いと、一般の親御さん方が考えている「子どもの歯科」という包括的な意味合いとでその実すこし誤差があるように感じました。 というのも今の時代、小児歯科と不正咬合(歯ならびの問題)は切っても切れない関係だからです。 我々歯科医師は学生時代から「小児歯科」「矯正歯科」と分野わけをされ教室も試験も別々でしたから、そのままいくと小児歯科... -
新人スタッフ研修
こんにちは。 今年度から、かけまちコミュニティー歯科に入社しました歯科衛生士の平松です。 毎日新しいことに挑戦しながら、1日でも早く一人前として仕事ができるように勉強しています。 先日は水曜診療をお休みさせていただいて、初めての新人スタッフ研修に、先輩衛生士の滝本さんと、チーフの岩月さんと一緒に参加してきました。 研修では歯科界の現状や、仕事観の確立についてなど、様々なお話を聞くことができました。 プロフェッショナルになるためにはマイナス言葉を使わず、プラス思考で考えていくことが大切というお話があったので、明日からさっそくプラス思考で物事を考えて働いていこうと思いました。