不正咬合と顎関節症と睡眠時無呼吸症候群と

今週の頭の話になりますが、日月と連休に品川でMRC矯正のセミナーを受けてきました。

この連休、実は横浜でワールドデンタルショーという、歯科関係者の中ではかなりのビックイベントがありまして、ほとんどの方はそちらへ行ってしまっているのではないかと思っていました。

ところが品川の方も300人以上の満員御礼状態。トピックスとしてこの分野の注目度の高さが伺われます。

私たちは3月にDr. John Flutterのセミナーを受けておりました。

今回はDr.Chris Farrellということで、Myofunctional Research Company (MRC)の代表者のお話でした。

前回のセミナーでは、我々の診るべきは単に歯ならびではなく、その背景にある子どもたちの発育不全に目を向け、呼吸と舌位を正して健康的な成長を促すことの重要性を認識しました。

今回、初めてMRCの元締めのお話を聞いて最初に驚いたのは、Dr.Chris Farrellは顎関節の問題と睡眠時無呼吸症候群とのつながり方面から不正咬合についてアプローチして話し出したことです。

MRCのロゴに、マイオブレースらしき物と一緒に顎関節が赤く記されている意味をそこで初めて知りました。

そして呼吸の重要性、嚥下の異常(逆嚥下と顎関節症)など、機能不全により結果として現れる不正咬合への向き合い方。

2日間たっぷりとお話を聞かせていただきましたが、非常に興味深く内容も多岐に渡り、まだまだしっかりと消化しきれていないというのが正直なところです。

ただ一つ言えることは、医療も本当に日進月歩で学生時代の常識はもはや非常識ということです。

おそらくワールドデンタルショーに行かれた先生方も場所は違えど、同じく時代の変化を鋭敏に察しておられるのではと思います。

そちらも見たかったですが、また5年後の楽しみといたします。

私も歯科医療を通じて、歯の本当の価値、というものを皆さんに正しく知っていただけるよう、できる限り勉強して情報収集とスキルアップを怠らないよう頑張っていきたいと思います。

お子さんの歯ならびについてのご相談も随時承っております。

お困りのことがございましたらお気軽にお尋ねくださいね。

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