実は凄い!?「キシリトール」

皆さんは、キシリトールという成分を知っていますか?
ガムや歯磨き粉などでよく見かけていると思います。
今回はそんな身近な「キシリトール」の豆知識です。

まず、キシリトールとは、糖アルコールという甘味炭水化物のことをいいます。
単語から見て取れるように、薬品として使用するのにも関わらず、甘いという特性を持っているのです。

キシリトールは果実や野菜に含まれていることが多いのですが、人の肝臓でも1日当たり約15gものキシリトールが作られています。

では、この「キシリトール」、何が凄いのでしょうか?

◆キシリトールの効果
一言でお伝えすると「むし歯の原因とされている酸を作らせない働き」にあります。
通常お口の中は、むし歯の原因となる酸を出す「プラーク」という細菌の塊が付着しているのですが、キシリトールが含まれるお菓子やキシリトールそのものを摂取することで、虫歯菌が活動しにくい環境になるのです!

このように、歯磨きやフッ素のほかにキシリトールを食後に摂れば、虫歯になる可能性を大幅に減らすことができるのです。

◆キシリトールの注意点
◯副作用
虫歯予防にとても効果のあるキシリトールですが、一気に食べすぎると副作用を起こしてしまう場合があります。

キシリトールには、腸の水分を吸収する働きがあり、これは下剤とおなじ働きがあります。
なので、あまり過剰に摂取すると、お腹を下してしまう可能性があります。
何事もそうですが、体にいいという理由で過剰に摂取するのは控えるようにしましょう!

◯キシリトール商品の選び方
いくらキシリトールが入っていたとしても、一緒に砂糖やキシリトール以外の甘味料が多分に含まれていては意味がありません。
必ず「シュガーレス」や「ノンシュガー」、「無糖」等と記載されているものを選んだ方がいいでしょう。
1番安心なのは「糖類0g」と書かれているもので、糖分が一切含まれていないということになります。

いかがでしたか?
キシリトールの凄さ、十分伝わったでしょうか。
しかし、キシリトールのガムなどを食べていれば完璧にむし歯を予防できるわけではありません。
むし歯予防の手助けにはなりますが、キシリトールだけを摂って毎日の歯磨き習慣を欠かしていれば本末転倒です。
キシリトールの摂取と日頃のケアで、ずっと健康的な歯でいたいですね!

当院では一人ひとりに適したむし歯予防の方法を提案することができますので、安心してご相談下さい。
どんな些細なことでも、歯についてお困りの際は、ぜひ岡崎のかけまちコミュニティー歯科へ

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