現在国内の感染状況は「感染者数:87,043人」「死亡者数:1615人」 ※10月7日時点
現時点でもっとも効果的な予防法は、皆さんが日頃実施している、マスク、せきエチケット、手指消毒、手洗い、3密の回避、ソーシャルディスタンスなどの感染予防対策です。
厚生労働省が一般社団法人 日本環境感染学会のとりまとめとしてホームページで紹介している注意事項は8つ。
1.感染者と他の同居者の部屋を可能な限り分ける
2.感染者の世話をする人は、できるだけ限られた方(一人が望ましい)にする
3.できるだけ全員がマスクを使用する
4.こまめにうがい・手洗いをする
5.日中はできるだけ換気をする
6.取っ手、ノブなどの共用する部分を消毒する
7.汚れたリネン、衣服を洗濯する
8.ゴミは密閉して捨てる
当院では感染予防向けて徹底した対策をしております。
対策1. 医療スタッフの感染対策の徹底
感染予防のために、スタッフの手洗いとアルコール消毒、マスク着用を徹底しております。
また、スタッフの体温測定を毎日実施しております。
対策2 .ドアノブや取って、手すりを除菌
室内清掃のとき、不特定多数の方が多く触れるドアノブや取って・手すり等を消毒液で除菌してます。
対策3. 空気清浄機を待合室や診療室・カウンセリングルームに設置
外来では、待合室や診療室・カウンセリングルームに空気清浄機を設置し、ウイルスへの感染予防をしています。
対策4. 診療室・治療機器を除菌
治療で使用するドリルや先端(タービン)はお一人お一人、交換、滅菌、消毒を行い除菌しております。
対策5. 定期的な院内、訪問先診療スペースの換気
定期的に換気し、空気の入れ替えをおこなっています。
インフルエンザウイルスが人の細胞に侵入するとき、タンパク分解酵素であるプロテアーゼが必要になります。口腔内の細菌がプロテアーゼを持っているので、インフルエンザウイルスの侵入を助けてしまっているんです。そのため、口腔ケアをすることによって、ウイルスの感染を防ごうということになります。
新型コロナウイルスの侵入をゆるしてしまうACE2という受容体が口腔にあると考えられています。
しかし、新型コロナウイルスは感染力が強いため、歯みがきでは感染防止はできないと思っています。
ただし、重症化の防止につながるといえます。
そのため、口腔内を清潔に保つことで、より予防対策をしっかりすることができます。
参考文献:
花田信弘教授のインタビュー
厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html