岡崎市の皆さんでこんな思いをした経験はありませんか?
「お茶やコーヒーがないとクッキーが食べずらい」
これって、もしかすると、唾液の分泌が悪くなっているサインかもしれませんよ。
普段の生活で、唾液の分泌について考えることは少ないく、こんなことを言うのは歯医者さんだけかもしれませんが、結構当てはまることかもしれません。
ヒトは食事をする際に、ある程度は水分を摂らずに飲み込みやすくなるように、唾液がかなり多く分泌されます。これは飲み込みだけではなく、消化吸収しやすくする働きもある機能で、とっても重要な役割を果たしています。
そして、そんな唾液には、お口の中を食後の酸性からほぼ中性へ戻す働きや、むし歯菌や歯周病菌の活動を抑制する働きがあります。
だからこそ、クッキーなどの粉っぽい食べ物を食べた時に、飲み込みにくさを感じるくらい唾液分泌が悪ければ、色々な面で支障が出てくる可能性があるんです。
ご高齢の方に関しては、なんらかのお薬を服用している場合が多いと思いますが、それらのお薬の中には唾液の分泌を抑えてしまうものあり、そういった方はお口のトラブルに見舞われるケースが多いと言えます。唾液分泌が悪い、いわゆるドライマウス状態ですと圧倒k的にむし歯の進行が早いですし、歯や歯ぐきにこびり付いた汚れがプラークとなって歯周病菌が活動的になって歯ぐきの炎症を起こしていますことも多々あります。唾液が少ないことで誤嚥性の肺炎になりやすいとも言えますので、免疫が落ちてしまっている、体力の低下している方にはとっても危険な兆候なんです。
まだまだお若い方は、唾液腺というリンパマッサージを自主的に行うことで、すぐに回復する場合も多いので、舌下腺や耳下腺といったポイントを指でマッサージするのもいいでしょう。
もし、口呼吸や就寝時のいびきが原因でお口の中が渇いてしまう方は、より専門的な処置をしてもらうのがいいと思います。
お口にテープを貼る方法や、専用のマウスピースを作ってもらって着用することも大変有効です。普段からガムを噛んで唾液を出す習慣をつけたり極力間食をさけるというのもいいと思います。
ふとした時に、ご自身の唾液についても感じてみてほしいと思います。