口臭と虫歯の関係について
たまに患者さまより「虫歯は口臭の原因になりますか?」と聞かれます。
全くないと言えませんので「ありますよ」と答えさせて頂くことが多いですね。
俗にいう口臭とは、原因となる臭いが色々とありますし、人によって気になるか否か、不快に感じるか否かは変わってくるので一概に言えないことが多いです。また気になる方はとても敏感に気にされるので、なおさら一概には言えないものです。
ですが、虫歯のある方は虫歯由来の臭いがすることは確かです。
我々、歯科医師や歯科衛生士は職業柄、この臭いは分かることが多いです。しかし、歯周病由来の臭いもあったり、過度な汚れによる臭い、内臓系の病気に関する臭いと、様々あるので確実に断定できるものではないのです。
分かりやすい例ですと、ペットの犬や猫も口臭がきになる子とそうではない子といると思います。
詳しい方に聞くと、最近は獣医さんへの小まめな相談により寿命が長くなったペットが、餌の質が変化したことにより歯石が溜まりやすく歯周病になってしまうことが多いそうです。そうなると、それまで気にならなかった口臭がキツくなり、多くの人が臭いかなと感じるレベルになってしまうようです。また、歯周病で歯を失ってしまったり、顎が弱くなってしまうことで食欲が落ちて体力の低下につながるようです。
人間も同様のことが言えます。
ペットよりも自発的に歯磨きや歯科医院での定期的なクリーニングができる分良いと思いますが、放っておけば同じように虫歯や歯周病由来の口臭がでてくるでしょう。
お口の臭いは体臭のそれとは違って、加齢による増加は顕著ではなく、不衛生な状態や治療が必要な状態だからこそ、発生すると言えますので少しでも気になる方はご相談頂いたり、クリーニングをご要望されたほうがよろしいかもしれません。
家族であっても臭いに関することは聴きにくいと思いますので、専門的な話ができる歯科医院にご相談ください。
当院では唾液検査も行うことができ、衛生度や歯周病の発生度を計測することができます。数値による診断ではありませんが、度合いは図ることができ、そのうえで歯科衛生士による精密検査を行えば気になっている臭いの原因をいくつかに絞ることはできます。
過度に気にして、無理な歯ブラシをしたりすることで傷をつけるなどの悪影響を及ぼしてしまうよりかは、ご相談のうえ、お自分のお口の状態を知ることが一番の安心を得られることかもしれません。
何事も、お気軽にお尋ねください。
