自費の治療でも、保険治療でも「どのくらい長持ちしますか?」と聞かれることがあります。
歯科医院として明言するには難しい質問ですが、患者さんのお口の状態や治療内容を鑑みてお答え差し上げます。
ご説明する中で共通する、確実にご理解頂きたいこととしては【治療後のメンテナンスによって、長持ち度は全く違ってくる】ということです。
治療をしていない天然歯も同じですが、20代や30代の方に対して「ここは75歳までは大丈夫ですが、それ以降は注意です」なんてことは一切言えません。ケアを全くしなければ簡単に若くして歯が抜け落ちてしまうことも考えられますし、今や多くの高齢者で80歳を超えても天然歯が20本以上残っている方も多いからです。
そして、なんらかの治療を施すと、メンテナンスによって長持ち度の変わり方が、より顕著になります。
理想的なメンテナンスを続けていけば天然歯よりも長持ちしてしまうこともあるでしょうし、怠れば削った部分が天然歯よりも虫歯になりやすく進行もしやすいので、比較的早く状態が悪くなってしまうとも言えます。
だからこそ「耐久性や2次的な虫歯のなりやすさ」という観点で考えて頂けることは、推奨できます。が、物や治療方法だけではない要因も重要であると理解頂けると適切な気がします。
包丁なども刃のある道具や自転車なども同じですね。
定期的に研いだりとメンテナンスしないと使い物にならなくなりますし、油を注したりサビを落とさないとスムーズに動かず本来のパフォーマンスが出なくなってしまいます。
ちょっとサボりがちかなという方こそ、悪くなるリスクの低い選択肢を選んでいただきたいですし、苦にならない程度のメンテナンス習慣をつけてほしいと思います。
