歯医者さんの専門用語03

 

 

◆歯面う蝕

これは字のごとく歯面にう蝕ができてしまうことです。歯の表面というと当たり前では?と思うかもしれませんが、ここでいう歯面というのは、本来おもてに見えない部分の歯面を指します。歯肉炎の進行で歯ぐきの内側の骨が後退(だんだんと浸食され減ってしまう)してしまい、歯ぐきの内側部分の歯の根にあたる部分がおもてに出て、そこでう蝕が進んでしまうことをいいます。本来おもてに出ない部分のために、う蝕への耐性は弱くう蝕になりやすく、進行しやすいとも言えます。生きている間は食事をしますし、一日のうち相当な時間を寝ています。その為、う蝕や歯周病になるリスクというのは加齢と共に増加していきます。歯面う蝕が高齢者に多いと言われるのも、加齢と共に歯周病が進行してしまう可能性も高いのであるとの言えます。歯の根(歯根)はエナメル質といわれるう蝕に対するバリアのような性質がないので、歯面う蝕は早期に治療していかねばなりません。症状としても冷たいものがしみて痛みが伴うので、違和感を感じましたらすぐに歯医者さんを受診していただきたいと思います。

 

◆歯根破折(しこんはせつ)

これは歯の根(歯根)が折れてしまうことをいいます。様々な理由が考えられるのですが、いずれも強い衝撃が歯にかかり、テコの原理で骨に埋まり収まっている歯の根(歯根)が折れてしまうといえます。身体の骨と同様にポキっと真っ二つになることもありますし、ヒビが入っている状態のこともありますが、どちらも破折した状態なのです。こうなってしまうと、その歯自体を保存して、そのまま食事ができる状態を続けることは困難といえます。応急的な処置はできても、しっかりとした治療としては抜歯が伴い、若く健康的な骨の状態であればそのままインプラントを埋入することも出来るでしょうし、骨が後退していたり密度が薄かったりとする場合には、入れ歯を入れるしか治療しきれないこともあります。また、破折してしまう原因の一つとして、う蝕による治療時にコアと呼ばれる歯の根の代わりにたてる芯(軸)を金属のメタルコアを入れた場合に、本来の歯よりも堅い芯(軸)が歯自体を折ってしまう原因となります。

 

◆歯髄(しずい)

これは歯の根、神経の部分を指す用語です。歯管という歯の一番内側の空洞部分を満たすものでもあり、う蝕が進行し、その歯を治療し残すことができるか否かは、この歯髄にまでう蝕が進んでいるかも、大変重要な因子(結果を左右する要因)といえます。

 

◆歯髄炎(しずいえん)

歯髄にまでう蝕が進行すると炎症が起きてしまいます。その炎症を歯髄炎と呼びます。むし歯が神経にまで到達すると痛みがでる、といった認識をもたれやすいですが、細かくいうとこの歯髄に炎症が起こるかどうかで、痛みを感じるかが変わります。この歯髄炎がみられると、う蝕はかなり進行しているといえますので、痛みをキッカケに歯医者さんへ通院し治療を受ける方は時間のかかる治療となりがちかもしれません。

 

 

 

 

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!