妊婦さんの歯科治療(レントゲンについて)

当院にも妊娠中の患者さんがいらっしゃいますが、多くの方がレントゲンや麻酔について気になっているご様子です。

 

そこで今回は妊婦さんでも安心して治療していただけますよう、紹介したいと思います。

 

まず麻酔やお薬についてです。

歯科治療で一般的に使われている麻酔はリドカインというもので、無痛分娩や帝王切開にも使われるものです。妊娠全週で問題なく使用できます。

ちなみに、妊娠後期に使用できないものもあり、これはプロピトカインというもので、子宮を収縮させ、分娩を促してしまう作用があるようです。

お薬は実験して試したわけではないようですが、抗菌薬としてはペニシリン系やセファム系、アレルギーがある方はマクロライド系が比較的安全とされています。消炎鎮痛剤はカロナールやアルピニー、ピリナジンが比較的安全に使用できるとされています。お薬に関しては、痛みがひどい時などにやむをえずに最低限処方するといった考え方をしています。

 

次にレントゲンについてですが、どうしても被ばく量が気になるところかと思います。

前提として、50mSv未満は胎児への影響に関連性が認められないというのが正式見解のようですが、出来るだけ被ばくしないほうがいいですね。

病院で受ける医療用CT装置は10mSc前後と言われており、健康診断で受ける胸のレントゲンは1mSvとのことです。歯科用CTは0.1mSvとごくごく微量であることが分かりますね。日本で普通に暮らしている中での年間の放射線被ばく量は2.1mSvですので、普通に屋外へ外出して暮らすことと比べても問題ないレベルですね。

また、撮影時には必ず被ばく防止のベストを着用するようなオペレーションなので、より安心していただけるかと思います。

 

 

しかし、いかに安心であっても、疲労感や体調の変化がおおい妊婦さんは普段の生活にも不便さを感じるものでしょう。

そんな中でわざわざ歯科治療をしなければならない状況になっていると、ストレスも増えてしまいます。

できれば、これから妊娠の可能性のある方は特に、予防メンテナンスを続けていき、余計なストレスのかからないような習慣をつけてもよろしいかと思います。

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