歯の基礎知識– tax –
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正しい歯磨きの仕方
歯科医院の存在として、正しい歯磨きの仕方をご指導することも大切な役割だと考えています。 これは病院で高血圧や糖尿病の方が適切な食事や運動習慣を教えてもらうことに似ていると思います。 痛みを伴う虫歯や歯周病の状態であれば直ぐに治すための処置をしなければなりませんが、これは対処です。根本的な処置や適切な予防習慣というのは正しい歯磨きから始まります。 歯磨きの目的は主に、歯についた食べかすと歯と歯ぐきの間の汚れを除去することにあります。歯にそれを残しておくことで虫歯菌が繁殖し、勢いを増した菌が歯を溶かし穴を開けるようになるので、口内を常にきれいな状態にして、菌に繁殖の隙を与えないように努めなければなりません。 歯磨きといっても強引に歯ブラ... -
歯ブラシの適正な交換頻度
歯ブラシはどのくらいの頻度で交換すべきか、よく聞かれます。 ズバリ、1ヶ月が目安です。とはいえ、1ヶ月を経過せずとも、ブラシにコシがないと感じたら交換してもよろしいかと思います。 歯ブラシは消耗品ですので、いつまでも使い続けられるわけではありません。 ブラシ部分にヘタリがあると、汚れを落とすチカラ、効果が減ってきてしまうので、早めの交換が望ましいのです。 せっかく真面目に歯磨きをしていても、歯ブラシのせいで汚れが残り、虫歯や歯周病へ繋がってしまっては、とても残念です。当院では、岡崎市の皆さまへより合ったケアグッズを提案できるよう、唾液検査などの結果も見させてもらったうえでお話をさせて頂きます。 今お使いのグッズが適切な物かどうか、気に... -
虫歯にならないためにすべきこと
岡崎市にお住まいの皆さまへ伝えたいこと。 『虫歯にならないためにすべきこと』についてです。 最も大切なもの歯磨き(ブラッシング)を正しく行うことです。 そして同様に大切なのが歯科医院にて定期的に診察やクリーニングをしてもらうことです。 歯磨き(ブラッシング)というのは基本的なことですが、本当に正しくできる人はとても少ないです。 一度は染色剤を使って、磨き残しを赤く見えるようにするテストをしたことがあるかもしれませんが、その経験の通り全く磨き残しがないような歯磨き(ブラッシング)ができる人は少ないのです。それくらい難しいことなのです。 歯医者では、TBIというブラッシング指導をさせて頂くことがありますが、当院でも重要視しているのでよく行わせ... -
歯の本数
歯の本数が何本あるかを、普段から意識している人はあまりいないと思います。 大人の歯は、前歯から親知らずまで含めて、上顎16本、下顎16本の合わせて32本あります。 左右対称ですから、つまり左右で8本ずつ歯があることになります。 前から数えて3本目までが「前歯」になります。左右で計6本になるので「6前歯」と我々は呼んだりします。主に食べ物を切断する「包丁」の役割を果たします。 4番目から後ろの歯が「奥歯」になります。こちらは食べ物をすりつぶす「うす」の役割を果たすので「臼歯」と呼ばれたりもします。 親知らずが生えてなかったり、抜いたり、生まれつきない場合は奥歯は4本ということになります。 その場合は、前歯3本と奥歯4本の7本、左右で14...