甘い物とむし歯の関係性

「むし歯予防のために甘い物を控える」という認識は広くおもわれていることだと思います。

 

岡崎市で育ちざかりのお子様をおもちの方も、食育の一環として日頃言って聞かせているのではないでしょうか。

 

しかしながら、実は少し誤解も多いように思います。

 

それは、甘い物自体が絶対的な悪ではないということです。

 

具体的には、甘い物を食べることがむし歯の原因になるのではなく、食べ方によってはむし歯の進行を助長する結果に繋がるということです。

極端な例では、甘い物を一切食べないが悪い食べ方をしている方と、悪くない食べ方で甘い物を食べている方を比較すると前者の方がむし歯になりやすいということです。

 

では、理想的な食べ方と悪い食べ方とは、どんなものか。

 

それは、食事と間食のタイミングです。

 

まず、むし歯になりやすいのは食べるものではなく、食べた後のお口の中の環境次第であり、酸性の状態が一番むし歯菌の活動を助けてしまうからなのです。そもそもお口の中に常にある唾液というのは酸性の環境をアルカリ性へ戻す性質があります。その為に、食後の酸性の環境をアルカリ性へ戻す働きをして、むし歯の原因菌が活動するのを抑制してくれます。

 

もうお分かりかもしれませんが、食事や間食の間隔をしっかりと空けるのが理想であり、悪い食べ方というのは常に何かを食べていたり、1時おきなどと高い頻度で食べてしまうことなのです。お仕事中に集中力を高めるために常に何かを食べているような方はむし歯になりやいのです。

 

お口の中の唾液分泌には個人差がありますので、一概に〇〇時間空ければ大丈夫といった表現はできませんが、3食の食事とおやつ程度に抑えることはむし歯予防の観点からも推奨される頻度かと思います。

 

また、唾液の働きという観点からいえば、お口のあけて口呼吸をしたり、強いお薬を服用していたりすることでドライマウス状態になっている方は食事の頻度を抜きに考えても、唾液の働きが機能していない可能性が高くむし歯になってしまうリスクがあると言えます。

 

総じて、甘い物が悪いわけではないことはご理解いただけたかと思います。ですので、成長期のお子さんにとっては大切な栄養摂取である間食は決してわるいわけではありませんので、時間を決めて適量を食べる。そして、できれば食後に歯磨きやうがいをしてキレイな状態を保つという正しい理解と良い習慣を身に着けていただきたいと思います。これが理想的な食育であり、大人になって独り立ちしても健康的な生活を送って頂ける教育のコツかもしれません。

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