歯石の誤解

岡崎市の皆様の中でも「歯石は取らない方がいい」と考えている方がいらっしゃるかもしれません。

そんな方に少し詳しく歯石について書きたいと思います。

 

まず、色々な経緯はあるものの分かりやすく「歯石を取ると歯がグラグラして抜けてしまうので様子見をしましょう」というようなことを言われて、歯医者さんで歯石を取り切ってもらえなかった経験がある方がいるかもしれません。

そのような方のご認識では、むし歯の原因になるわけではないから、歯石は取らなくてもいい。といった認識に繋がってしまっているかもしれません。

 

厳密には、歯石自体が酸を出して歯を溶かすことはありません。これは、むし歯の直接的な原因ではないと言える根拠かもしれません。

 

しかしながら、歯石の表面がデコボコしていることで汚れが付着しやすく、プラークという細菌の塊を作りやすい環境にしている原因にはなります。従って、歯石が長く残っていることで間接的にむし歯の原因になっているとはいえるのです。

 

そもそも、歯石が歯を固定するというのは誤解があって、歯石が溜まる過程でプラークにいる歯周病の原因菌が骨を溶かしてしまって、本来の固定する力が無くなってしまっているところに、歯石がついて固定されているような状態になっているだけなのです。

根本原因を理解すれば、歯石が良いわけではないことは分かりますね。

また、歯石は歯と歯ぐきの間に入り込むように付いていきます。歯石を取り除くことにより、すき間が広がったように感じたり、冷たい水が浸みたりする感覚があるために、取り除かない方がいいと思われるかもしれませんが、これも誤解です。

歯石が付着する前段で、既にすき間ができてしまっているので、歯石自体がフタになっているわけではなく、より広がってしまうような原因に繋がりますので、取り除きキレイに掃除しやすい環境を作ってあげることが望ましいといえます。

 

歯石は縁上(歯ぐきより上)にある場合には、パキっととれることがありますが、縁下(歯ぐきのすき間)にある場合にはご自分では確実取り除けません。歯医者さんで歯科衛生士さんに専用器具で取り除かないといけませんので、約3ヶ月くらいという歯石が付着し始めやすい頃に定期的に予防メンテナンス処置を受診することが推奨されます。

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