風邪の予防に効果的なうがいの方法とは?

今回は、風邪予防に役立つうがいのポイントや口腔ケア方法についてご紹介します。

風邪の予防に大切なのは「手洗いとうがい」ということは多くの方がご存じなのではないでしょうか。外から帰宅した際に手洗いとうがいを行うことで、手や口腔内、喉についた細菌やウイルスを洗い流し、感染リスクを減らすことができます。特に風邪やインフルエンザが流行する季節には、正しいうがいの方法を習慣にすることが重要です。

うがいの種類

うがいには大きく分けて「ぶくぶくうがい」と「ガラガラうがい」の2種類があります。どちらも口腔内の異物や細菌を除去するために有効ですが、目的や効果が若干異なります。それぞれのうがい方法について詳しく見ていきましょう。

・ぶくぶくうがい

ぶくぶくうがいは口に水を含んで軽く口を閉じ、頬を膨らませたり凹ませたりして口腔内全体を洗浄する方法です。水を口の中で転がすように動かすことで食べかすや細菌が除去され、口の中をきれいに保つことができます。特に、口腔内の細菌が原因である口臭の予防や、風邪の予防にも効果的です。

・ガラガラうがい 

ガラガラうがいは喉に水を含み、上を向きながら「ガラガラ」と声を出すように喉を振動させてうがいを行います。この方法で喉の奥まで水が行き渡り、粘膜に付着したウイルスや細菌を洗い流せます。風邪やインフルエンザの予防をするためには喉の洗浄が非常に大切であるため、しっかりとガラガラうがいを行いましょう。

効果的なうがいの手順

風邪予防に効果的なうがいを行うためには、「ぶくぶくうがい」と「ガラガラうがい」を組み合わせることが重要です。以下の手順に沿って実施することで、より効率的に口腔内や喉の清潔を保つことができます。

  1. まずは「ぶくぶくうがい」

帰宅後、まずは口腔内の細菌を取り除くためにぶくぶくうがいを行います。これにより口の中の粘膜に付着した細菌が除去され、次のガラガラうがいで喉の奥までしっかりと洗浄できる状態になります。約10秒ほど強めにぶくぶくと口をゆすぎ、吐き出しましょう。

  1. 続いて「ガラガラうがい」

ぶくぶくうがいが終わったら、次にガラガラうがいを行います。水を喉の奥に含み、15秒ほどかけてガラガラとうがいをします。このとき喉の奥に水が行き渡るように上を向き、喉をしっかり振動させるとより効果的です。ガラガラうがいを2~3回繰り返すことで、より多くのウイルスや細菌を除去でき、風邪の予防効果が高まります。

うがいに使う水や洗浄剤の選び方

うがいには通常の水でも十分な効果が期待できますが、必要に応じて市販のうがい薬を使うことも可能です。殺菌成分を含むうがい薬は喉や口内の細菌やウイルスに直接作用するため、より高い効果が期待できるでしょう。ただし、毎日の習慣として使い続ける場合は洗浄力が強すぎるうがい薬は避け、刺激が少なく毎日使えるタイプのものを選ぶとよいでしょう。

うがいに加えて大切な口腔ケア

風邪予防のためにはうがいだけでなく、歯磨きや舌磨きといった口腔ケアも大切です。歯や舌をきれいに保つことで口腔内環境を清潔に維持でき、風邪やインフルエンザの予防効果がさらに高まります。以下のようなポイントに特に気をつけましょう。

・歯磨き

食後や就寝前に歯磨きを行うことで口腔内の食べかすやプラークを取り除き、細菌の繁殖を抑えることができます。歯に残った汚れやプラークは、時間が経つと細菌が増殖して風邪の原因となることもあるため、しっかりと歯磨きを行うことが大切です。

・舌磨き

舌には舌苔と呼ばれる白い苔状の汚れが溜まることがあります。この舌苔には細菌や食べかすが含まれており、放置すると口臭や口腔内環境の悪化を招きます。専用の舌ブラシを使って舌の表面をやさしく磨くことで、風邪の予防にも繋がります。

まとめ

風邪予防のために行ううがいは、単なる水の摂取とは異なり、口内や喉に付着したウイルスや細菌をしっかりと除去する役割を果たします。「ぶくぶくうがい」と「ガラガラうがい」の2種類を組み合わせて行うことで、口腔内全体を清潔に保つことができ、風邪やインフルエンザのリスクを軽減できます。また、うがいだけでなく歯磨きや舌磨きなどの口腔ケアも習慣にすることで、さらに効果的な予防が可能です。正しいうがい方法と日々の口腔ケアを取り入れて、健康な冬を過ごしましょう。

お口の中で気になることがございましたら、お気軽にかけまちコミュニティー歯科までご相談ください。

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