歯医者さんの専門用語06

今回紹介する専門用語、皆さんはいくつ知っているでしょうか!?

 

◆印象

これは、歯医者さんでは「歯型を取ること」を意味します。被せ物をつくるにあたって、先生がスタッフに「印象取ってくださーい」と頼んでいる姿を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。印象と聞くと、第一印象といったイメージのようなものを連想すると思いますが、まさに意味としてはその通りです。実像を再現するためのイメージを残すというところから言われるようになったのだと思います。使用するのは固まるとゴムのように型が残る材料で、その型に石膏を流し固めることで、患者さんの歯型が模型として再現できます。そこにピッタリとハマるように被せ物や詰め物を造るのです。入れ歯や矯正装置を造る時も同じ要領で行います。より精密で細かい部分のカタチをとりたい時には特別なシリコンをベースとした材料で印象を取るなど、用途に合わせて使い分けます。

当院では、オーラルスキャナという機材を使用して、型をとって模型を作るのではなく、デジタルデータとして歯型の印象をとることのできる設備を導入しています。これは患者さんによっては、型取りの時間が苦痛に感じることが多いという配慮と、歯型をデータで残せることで被せ物などを製作する工程を早く進められたりというメリットがあるからです。どうしても、印象取りの時に嘔吐感を感じる方は当院での治療をお勧めできるかもしれません。

 

◆試適(してき)

読んで字のごとく「試して適用してみること」をさします。主に被せ物をセットする時に使われるかなと思います。ヒトの歯というものは骨に埋まって簡単には取れないようになっていますが、厳密には少しだけ前後左右に動くようなあそびがあります。そのために噛む時に骨にカツカツと振動が全て伝わらなかったり、様々なところからうける衝撃を吸収しています。そんな臨機応変な作用をする歯に人工的に製作した被せ物をセットしようとしても、型をとった日から数日たつと少しだけ移動していたりと、条件が変わってきていることもあります。そんな微調整をするためにもこの、試適を行って、しっかりとフィットするかを確認・調整してセットします。

 

◆仮歯

これも字のごとく、仮の歯をさします。被せ物を製作している間の仮として付ける人工歯をさすことが多いです。TEK(テック)やプロビジョナルということもあり、あくまで一時的なものです。先に書きました通り、歯は動くものなので、その動きを制限したりする意味もあります。もちろん、前歯などの目立ってしまう部分に対しては、歯抜けのみっともない姿を見られないように、一見自然な歯のようにつくって審美性を保つといった意味もあります。患者さんの中には、この仮歯の状態で「噛めるし見た目もよいから治療は終わり」と解釈してしまって、来院されない方もいらっしゃいます。しかしこれは大変危険なことです。あくまで仮の人工歯なので、まったく耐久性の無い歯であり、堅いものを噛んで割ってしまうこともありますし、内側の自分の歯とのすき間も厳密に作られていないことですき間から汚れが入り溜まって二次的なむし歯がすぐに進行してしまうこともあります。神経を抜いた歯であった場合には、想像よりも早くにダメになってしまうこともあります。治療は最後までしっかりとやり遂げて、安心した予後を過ごせるようにしましょう。

 

◆コンポジットレジン

むし歯治療に使用する詰め物の材料です。大きく削って詰め物や被せ物をするまでのないむし歯の場合、浸食されている部分だけを削って、その削った部分に詰めて使用します。割と自然な白さを再現できるので、患者さんの自然な歯の一部に詰めても、歯科関係者がよくみないと見分けがつかない場合も多いです。コンポジットレジンが使用できるかは、削った部分の大きさによります。ということは、コンポジットレジンを詰めて治療が完了するレベルの進行度で治療に入れないと使用できる範囲を超えてしまうということですので、むし歯に気が付いた際には、やはり早めに歯医者さんにかかり治療してもらってほしいと思います。

 

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