糖尿病を歯科から治そう①

糖質について

糖尿病って、今ではすごくメジャーな病名です。

じゃあ糖尿病という疾患に対して、どんな病態で、治療法はこうで、どうなっていくのか?という質問に対して、簡潔にこうです!ということが示せる人って、そのメジャー度のわりに少ないと思います。

それだけ病態に幅があり、かつ個人差もあり、治療法にも歴史的な変遷があるから、一筋縄ではいきにくいことが複雑な理由なのですが、とりあえずはネットで調べれば簡単に出てきます。

しかしながらそれも種々雑多というか、玉石混合かつ膨大な情報量で、調べてみても

「で、結局なんなの?自分や身の回りの人にとってそれは本当に関係あるの?当てはまるの?」

ということに行き当たって、その時はわかった気がしても結局はなんだかよくわからいままで、まあ今は困ってないからいいか、で終わってませんか?

それは、無理もないことです。

困ってないと、誰でも自分ごととして捉えることは難しいです。

そもそも自分は糖尿病じゃないしね、って思ってませんか?

これを書いている私もそうです。

むしろ、私なんかはランニングも週に2回してるし、夜は少し糖質制限もしてます。

気をつけている方のつもりです。

もちろん血液検査でも糖尿病に引っかかったことありません。

糖尿病なんか、無縁であるという自負がありました。

これが実は、それはそれは大きな落とし穴なんです。

糖尿病の基準とイメージが、私みたいな根拠のない自信を持つ人間を増やしている原因の一つなのです。

糖尿病は、実はものすごくものすごく身近な病態で、かつその症状や弊害もとてもとてもありふれている(と感じてしまっている)ものです。

極端な事実を言いましょう。

予備知識なく、1日の食事で米、パン、麺類を1食でも食べることがある人、もしくは間食で甘いものを1度でも食べることがある人、全員に糖尿病の危険があります。

いや、言い直します。

全員に糖尿病でなくても、血糖値の大きな変動によって引き起こされる、望ましくない病気にかかる危険があります。

こう言っても過言ではありません。

誤解のない様に補足しますが、米やパンや麺を食べたからと言ってすぐに糖尿病になるわけではありませんし、甘いものを食べてはいけませんということを言っているわけではありませんからね。

ただ、私たちが当たり前に思って生活してきている食卓や生活習慣に、思いもよらない危険が潜んでいることは意識していただきたいです。

それが「血糖値スパイク」です。

続く

 

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