最先端と言われるものの考え方

今年の上半期最後の週末は、大阪にてエンド(歯内療法)のセミナーを受講してまいりました。

歯内療法というのは、いわゆる歯の根っこの治療のことを指します。

虫歯が大きくなり、歯を残すために神経処置をする、というのもこの中に入ります。

近年歯科器材の進歩は著しく、こと歯内療法の分野においては、コーンビームCT、マイクロスコープ、MTAがいわゆる3種の神器として確立してきてから大きく変化しました。

歯の神経をとる、、、いうのは簡単ですが、実際歯って1〜2㎝くらいですし、その中にある神経の管なんてもはやミクロンの世界です。

米粒にお経を書くような細かい操作なので、CTやマイクロスコープのなかった時代は見えないので術者の熟練の感に寄るところが大きかったのですが、今では裸眼の歯科治療はあり得ませんので、かなり可視化して処置を行うことができるようになりました。

今回は、エンドの最先端ということで、アメリカで御開業されている先生のお話を拝聴してきました。

もちろん今までもエンドの勉強会には何度も参加してきました。

その都度、新しい発見があり、またコンセプトによっておっしゃる内容が正反対だったりするので様々なものの考え方に触れることができ、迷うこともありますが刺激になります。

歯科治療はどうしても外科的側面があるので、机上の論理と臨床的に実現可能かどうか、アメリカと日本の制度や環境に適するか否か、バランスを取ることが大事だと考えてます。

最前線でご活躍されていらっしゃる諸先生方は、とても勉強熱心で様々な文献を読んでその上でご自身の臨床に落とし込んでいるのですごいと思います。

もちろん自分なんてまだまだですが、そのような先進的でエキサイティングな世界にも積極的に触れて行きたいと考えています。

今日から実践できることも多々ありましたので、また日々来てくださる方々へ還元していけるよう頑張りたいと思います。

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