13歳のハローワークというサイトの人気職業ランキングで、アクセス数を元に100位までの順位を公開しています。
この中に、歯科医師という職業は全くランクインしていないのが今の日本の現状です。
対してアメリカでは歯科医師は堂々の人気1位の職業。
今日参加したセミナーでもその話題が上がりました。
これは、歯科医師という職業の価値を社会に示し切れていない私たちにも責任があります。
もちろん、日本の歩んできた保険診療の歴史にも原因がないわけではないと思いますし、国が変われば環境も変わるので一概に何かのせいにする話でもありません。
先日、矯正治療のお話を患者さんにしている時に
「矯正器具が見えたらいじめられる」
ということを心配されているご両親がいらっしゃいました。
ところ変わってアメリカではむしろ矯正治療はステータスで、歯についている装置を見せびらかしこそすれ、隠すものではないというのが普通です。
ウォルトディスニーの映画にも子供のキャラクターに普通についているくらいです。
そんな歯科医師が人気ランキングの上位にくる国の先生方に
「あなたの医院で売っているものはなんですか?」
という質問をすると、明確な答えが次々に返ってくるというのです。
その答えは、技術でもなく、医療でもなく、もちろんキレイな歯でもありませんでした。
「Happy」を提供していると口を揃えていうのだそうです。
日本語になおすと「幸福」と少し仰々しく聞こえてしまうのですが、私自身も胸を張ってそう返答できるような歯科医師であれるように、明日からもまた頑張っていきたいと思います。