子供の成長とお口の健康ということで、前回の続きです。
なぜ、中学生が要注意なのか。
それは、部活動が始まったり、夕方からも塾へ通い出すことが増えるからです。
まず部活動は多くの子たちが運動部に入って何かしらのスポーツに精を出すのではないでしょうか。
スポーツをすると、効率的な水分補給をするために糖類の含んだドリンクを口にすることが増えます。また、走ったりと息を切らして動くことで口呼吸の状態で過ごす時間も増えます。そうすると、普段の生活を送っている状態から比べるとむし歯の原因菌があった時の菌の活性化する条件が整ってしまい、知らない間にむし歯が進行してしまっていることも多くあります。また、塾へ通うのに、夕食を外で食べたり、間食を増やして集中力を保ったりとすると、食事と食事の間が短くなると共に、歯磨きをしっかりとできないタイミングが増えてきて、これまたむし歯菌が活性化する条件となってしまいます。
全てのお子さんではないものの、現代の未成年でむし歯が一番進行しやすいのは、この中高生の時期であると言えます。
この時期になると多感な難しい時期にも重なり、親御さんが歯磨きに対して管理するというのも、なかなか難しいとも思います。思春期の子はなにかと親を煙たがるでしょうし、あまり執拗に言っても逆に反発されたりしてしまうかもしれませんね。
また、高校を卒業して大学や専門学校に進学したり、そのまま就職したりとすると親元から離れることも多くなると思います。学生であっても3食全てを外で食べるということもかなり増えてくるのではないでしょうか。友達付き合いの中では、必ずしも食後に歯磨きをすることもできないかもしれません。
これは社会人になってからも同じで、仕事が忙しかったりすると、なかなか規則正しい生活や食事、歯磨き習慣を徹底することも難しくなると思います。
ですので、子供が成長していくにあたり、手がかからなくなり親元を離れていくタイミングがお口の健康状態を悪くしてしまう時期でもあるのです。
人にも色々な時期があるかと思います。そういった中では、疎かになりがちな時期もなんなく過ごせるように、幼少期から正しい習慣を身に着けるのが一番良い成長に繋がりますし、成長しても、数か月に1度の歯科医院へのクリーニングくらいは一緒に通えるような親子関係を築くことができるといいですね。
これからお子さんが大きくなっていく親御さんは、成長の流れによって注意してあげるポイントを覚えておいていただければと思います。
