●子どもの歯並び(小児矯正)について

子どもが健やかに育つためには、「食べる」「話す」という最も基本的な社会的機能の発達が必要です。そしてその能力は、周囲からの刺激によって発達します。
どんな食生活を送っているか、成長に影響するクセはないか、鼻で呼吸ができているか、姿勢が悪くないか。実は歯ならびよりも先にこのような問題に目を向ける必要があります。
近頃は、柔らかい物を食べる事が多くなりました。幼少期からスマホに接する機会が増えたりと、昔と比べ私たちを取り巻く環境は大きく変化しています。どちらかというと刺激が減り、機能発達や運動能力向上にとって不利な条件が増えてきているように思います。せっかく親から授かったキレイな歯でも、土台となる顎が十分に発育していなければ、うまく咬み合わず歯ならびもガタガタになってしまいます。
小学校入学前後の時期は、顎の成長にとっても大事な時期です。この期間は乳歯の時期~乳歯から永久歯に生え変わり始める「混合歯列期」と呼ばれる、顎の発育が旺盛な期間です。この時期の成長をうまく誘導することにより、予防的な矯正治療を行うことができます。
1、抜歯せずに治療ができる可能性が高くなる
発育期のお子さんの場合、顎の成長や発育を誘導することにより土台となる顎骨を広げたり、位置関係をコントロールすることができます。このことにより、歯を抜くことなく矯正治療が可能になります。
2、後もどりが少ない
身体は昔の状態を覚えていて、もとに戻ろうとする習性があります。ですから、大人の歯が生えてくる段階で最初から良い位置に生やしてあげれば、後戻りはしにくくなります。
3、装置は取り外しできるものがメイン
小児矯正では、マウスピースのような装置をメインで使います。こちらは、歯にペタペタ貼り付けるハリガネの装置とは違い、簡単に外すことができます。痛みが少なく、虫歯のリスクもありません。
1、矯正治療のご案内
2、資料採得
3、ご説明
4、治療開始

すべての歯が永久歯に生え変わり終わる時期(12歳くらい)までが、一つの目安です。その後は大人と同じように定期検診で、成長を追いながら後もどりがないか、チェックしていきます。
費用については、こちらをご覧下さい
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