歯周病から歯を失うまで

「歯を失ってしまう原因は、むし歯よりも歯周病が多い」

 

そんな説明を受けたことがある方、岡崎市にも多くいらっしゃると思います。

当院ではもちろんですが、他の歯医者さんでも同じように指導を受けると思います。

 

これはデータとして取られていることで算出された統計からも言えることで、歯周病の進行度合いでいう「中等度」や「重度」と診断された方のデータをみると明らかです。

 

歯科の診断を受けた方の中で、治すべき箇所の治療を“受けず”定期的な予防メンテナンスも“受けなかった”方は10年間に失った歯の本数が3.6本であり、1本の歯を失うのに要した期間が2.8年と出ています。

これが、治療は“受けて”、定期的な予防メンテナンスを“受けない”方でも10年間で失う歯数を2.2本まで減らせて、1本の歯を失うまでに4.5年の期間まで延ばすことができます。

 

従って、要治療か所は確実に治してしまうのが得策ですね。

 

そして、治療も“受けて”定期的な予防メンテナンスも“受け続けた”方に関しては、10年間の失う歯を1.1本にまで減らせて、1本の歯を失うまでも9.1年間にまでもたせることができるのです。

 

治療だけおこなうだけでも有効ですが、定期的なメンテナンスを受けることで、歯周病の進行も抑えられて歯を失うことは限りなく避けられるという結果が、いかにメンテナンスが重要かを物語っていますね。

 

歯や歯ぐきは他の臓器と違って、自己治癒として元通りにはなりません。例えるなら、病気の治療で切除するのと同じとも言えます。

骨折などは適切に治療することでより丈夫な状態で治癒すると思いますが、切除した臓器は元の大きさには戻りませんね。

 

歯や歯ぐき、顎の骨も同じで失ったり減少したものは元通りにならないので、いかに悪くしないようにするか、しかありません。

 

食事をしたりと、栄養を摂取する際に始めに通る臓器であるお口は大切なので、当院だけではなく通いやすい歯科医院をかかりつけとして、永く守っていけるように定期的な予防メンテナンスを続けていきましょう!!

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