歯並びは遺伝するのか?

結論をお話すると、歯並びは遺伝します。

後天的な原因も関わってきますが、遺伝が八割と言われています。

例えば、
・指しゃぶり
・固形物を食べない
・姿勢の悪さ
・舌の癖
などが後天的な要因として当てはまります。

人間の口は、食べ物を口内ですり潰して飲み込んでいます。
柔らかいものばかり食べていると、顎が発達しません。
では、硬いものを食べさせればそれで良いのでしょうか?
実はそういうことではありません。
不十分な咀嚼は、胃液の分泌にも影響してきます。
胃液は細菌やウイルス、感染症予防にも役立つので、噛まないことによって食中毒の危険性も高まります。
また、前歯が発達していない子供は噛む力が調節出来ていない証拠です。
硬いものをあえて小さく切り刻まないようにすることも、子供の口の筋肉を発達させる手段です。
ただ硬いものを食べさせるのではなく、口周りの筋肉を発達させる事が大切です。

歯のサイズや出っ歯、そして受け口も遺伝します。(出っ歯や受け口は遺伝する確率が高いです)
遺伝の傾向が見られ始める時期は人それぞれですが、幼児期に矯正をしても、後々再び下あごが成長して受け口に戻ってしまう場合もあるため、長期間の治療が必要となります。

アレルギーの遺伝が歯並びに影響する場合もあります。
例えば、慢性的なアレルギー性鼻炎を発症した場合、口呼吸になってしまいます。そして口周りの筋肉が弱くなることで出っ歯や感染症のリスクが高まります。
また、歯周病の悪化でも歯並びは悪くなります。
顎の骨が溶けることによって、歯の土台が不安定になってしまいます。

実際の歯並びは8歳頃に確定すると言われています。
元々歯並びが綺麗な人でさえ真ん中に寄っていく性質があるため、永久歯が生え揃った時点で歯並びが悪い人は歯列矯正をしない限りどんどん悪くなる一方です。

親の悪癖は子供にもうつります。親も子供も一緒に悪い癖を矯正して、歯並びの悪化を防ぎましょう。

当院では、患者様に寄り添った治療方法をご提案させて頂いております。歯列矯正にも力をいれておりますので、治療をお考えの際にはぜひ岡崎のかけまちコミュニティー歯科へ

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