歯ぎしりの話

岡崎市にお住まいの皆様の中で、朝起きるとアゴが疲れているなと感じたことのある方、いらっしゃると思います。

 

それは、もしかすると就寝中に歯ぎしりをしているのかもしれません。

 

人はリラックスするはずの就寝中、日中で受けたストレスが大きいと歯ぎしりというカタチで発散することがあります。そんな歯ぎしりは単なるストレス発散でとどまらず、大切な歯を削ってしまうことにも繋がりますので、あまり長い間ほうって置けないのです。

 

歯の健康を損ねてしまう原因として、多く発想されるのがむし歯や歯周病ですね。

でも、それと同じくらい歯ぎしりも原因となるのです。

 

それぞれをより細かく考えると、むし歯や歯周病は細菌が引き起こすもので、歯ぎしりによる削れは過剰な力がかかって引き起こされます。

過剰な力というのは、通常の食事でかかる力は一般的に30kgくらいと言われておりますが、就寝中の無意識下で行う歯ぎしりは50~100kgともいわれております。噛み合わせに合わせてかかる力でしたら、まだよいものの左右やななめなど色々な方向から力のかかる歯ぎしりは、とても厄介なのです。

 

歯ぎしりは歯と歯が当たる具合によって、症状は様々です。

 

「歯が当たって削れたり、欠けてしまったりすり減ってしまう」「歯にヒビが入る」「歯根の先が圧迫されて溶ける」「力のかかる場所が傷んでくさび状に欠ける」などです。

また、治療したことのある歯があった場合には、これまた要注意です。それは、詰め物や被せ物をした境目の部分が歯と材料の性質の違いにより、より影響が出てしまうからです。

 

もし、ご自分の歯が丸まってきたり、削れて尖ってしまったりと自覚があった時には、痛みやトラブルを感じていなくても一度歯科医院にて診てもらうのがよいでしょう。

 

そもそもは、ストレスの原因を取り除くのが根本的な対処かもしれませんが、仕事の忙しい時期などはやむを得ないことと思います。

なので、歯を守るための薄いマウスピースを製作してもらい使用したり、既にカタチが変わってしまったことで変わった噛み合わせに合わせて調整してもらったりということができます。

 

ちょっとした気づきでも立派な予防になるかもしれませんので、是非ご自身のお口を大切にしてください!!

 

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