仕上げ磨きのコツについて

今回はお子さんの仕上げ磨きについてお話しさせて頂きます。お子さんが小さいうちはご家庭で仕上げ磨きが行われていますが、仕上げ磨きってどうすればいいの?と悩んでいる親御さんも多いと思います。

効果的な仕上げ磨きで、お子さんの歯を虫歯から守りましょう!

 

  • 仕上げ磨きの方法

1.歯ブラシの毛先を歯の面にまっすぐ当てる

歯ブラシの毛先を歯と歯ぐき(歯肉)の境目、歯と歯の間に、きちんと当てるようにしましょう。

 

2.軽い力で動かす

歯ブラシの毛先が広がらない程度に動かします。

 

3.小刻みに動かす

5~10mmの幅を目安に小刻みに動かし、1~2本ずつ磨いていきます。

 

4.1か所につき20回以上

歯垢(プラーク)はなかなか取りきれないため、丁寧に動かしましょう。

ブラッシングの時間は3分以上が目安です。強い力で動かすと歯ブラシの毛先が広がって歯ぐきを傷つけたり、歯垢が逆に取れにくくなったりします。

 

  • 磨く場所とタイミング

乳歯の時期は、特に虫歯になりやすい「奥歯のかみ合わせ上下左右4箇所」と「上の前歯」を十分に気をつけましょう!お母さんの利き手側の犬歯も歯磨きがしにくいため要注意の場所です。食事のたびに、お子さんが歯磨きした後にお母さんが仕上げ磨きをしてあげるのがベストですが、毎食後が難しい場合は、夕食後や就寝前を日課にしましょう。

 

  • 仕上げ磨きのコツ

【ポイント1】前歯

上唇と歯ぐきをつないでいる「スジ」の部分にハブラシが当たると子どもが痛がり、歯磨きを嫌がる原因になってしまいます。上唇を持ち上げて、歯と歯ぐきの境目が見えるようにし、歯ブラシを持っていない方の人差し指の腹で上唇と歯ぐきをつないでいる「スジ」の部分を隠して、仕上げ磨きをしてあげましょう。

 

【ポイント2】奥歯

奥歯は歯ブラシを奥から前に動かしましょう。乳歯は奥歯が2本なので手早くできます。

特に、奥歯のかみ合わせは溝に歯垢が残りやすい場所なので注意が必要です。

 

【ポイント3】嫌がられないために

歯磨きをスタートしたら、日頃から子どもの口元を触りましょう。口元を触られることに慣れていると嫌がりにくくなります。仕上げ歯磨き中に話しかけたり、数を数えながら歯磨きするのがオススメです!

時間がかかると子どもが飽きてしまうので短時間で手早く丁寧にやりましょう。

仕上げ磨きが終わったら褒めてあげることも大切です。力が強かったりして、歯ブラシが歯ぐきに当たると嫌がるので、子どもに不快感を与えないようにすることも重要です。

 

 

乳歯は永久歯より小さい分、エナメル質が薄くなっており、虫歯になるとすぐに神経まで届いてしまうので要注意です。乳歯が生えてきたら、仕上げ磨きはもちろん、歯科医院で定期的に健診を受けるようにしましょう。

 

仕上げ磨きの方法などについてご質問がある方は、お気軽にかけまちコミュニティー歯科へご相談下さい♪

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