愛知県岡崎市元欠町1丁目12-1

かけまちコミュニティー歯科

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2023.12.04

年末年始に親知らずが痛くなったら…?!

今回は、急な親知らずの痛みの応急処置についてご紹介します。

今年も残すところ1ヶ月となりました。年末年始に楽しみなご予定が控えている方も多いのではないでしょうか。そのようなときに歯やお口にトラブルが起こってしまうと、せっかくのイベントも楽しめなくなってしまいます。

 

親知らずはなぜ痛む?

生えかけの親知らずや、斜めや横向きに生えている親知らずでは、周囲の歯ぐきが痛む「智歯周囲炎」になりやすいため注意が必要です。親知らずの周りにプラークが溜まると、そこから炎症を起こして歯ぐきが腫れて強い痛みを伴うことがあります。

 

親知らずが痛むときの応急処置

普段であれば歯科医院を受診して適切な処置や抜歯を受けられますが、年末年始にはそうもいかないこともあるかもしれません。そのようなときに、ご自宅でできる応急処置をいくつかご紹介します。

 

・冷やす

親知らず周囲の歯ぐきが腫れているときは、冷たい濡れタオルや熱さましシートなどで患部を冷やしてみましょう。冷えることで炎症が抑えられ、痛みを軽減できることがあります。

 

・痛み止めを飲む

痛みが強い場合は、痛み止めの薬を内服しましょう。薬は市販のもので構いません。容量・回数を守って服用してください。

 

・毛のかたさが柔らかい歯ブラシを使う

腫れている歯ぐきの周りを毛が硬い歯ブラシでゴシゴシ磨くのは、逆効果になりかねません。毛が柔らかめの歯ブラシで親知らず周りを優しく磨きます。腫れているから磨かないでおく、というのはやめましょう。腫れの原因となるプラークを除去できないと、かえって症状が悪化するおそれがあります。多少出血したとしても気にせずに、まずは親知らずの周りを清潔に保つことを第一にしてください。

 

・安静に過ごす

睡眠不足や栄養不足によって身体の免疫力が低下し、炎症が起きていることも少なくありません。年末年始であってもできるだけ規則正しい生活を心がけ、身体をしっかり休めるようにしましょう。

 

まとめ

今回は、急な親知らずの痛みの応急処置についてご紹介しました。できるだけ年末年始にお口のトラブルが起こらないよう、日頃から丁寧なセルフケアと定期検診の受診を心がけましょう。

当院では、患者様お一人おひとりのお口の中の状態に合わせて最適な治療方法をご提案いたします。

お気軽にかけまちコミュニティー歯科までご相談ください。

2023.11.18

知っておきたいドライマウス対策

今回は、ドライマウスの対策方法についてご紹介します。

唾液の分泌量が減ってお口の中が乾燥する状態のことを「ドライマウス」といいます。全身疾患によるものやストレスによるもの、服薬による副作用など原因は様々ですが、ドライマウスを放置しているといずれ食べる機能や食事量が低下し、お口の機能そのものの低下を招くおそれがあるのです。ご自身でできる対策方法にはどのようなものがあるのでしょうか。

 

唾液腺マッサージ

唾液は「唾液腺」から分泌され、その量は成人で1日に約1.5リットルにもなります。加齢とともに唾液の分泌量は減少傾向になりますが、唾液腺を優しく刺激してあげることで、唾液の分泌を促すことができます。

 

・耳下腺

耳の前、上顎の奥歯のあたりを、指全体で刺激します。後ろから前に向かって円を描くように優しくマッサージします。

 

・舌下腺

顎の下あたりを、親指で刺激します。顎の下を突き上げるように、両手の親指をそろえてぐっと押すようにマッサージします。

 

・顎下腺

顎の骨の内側部分を、親指で刺激します。顎の骨の内側の柔らかい部分に親指をあて、少しずつずらしながら5か所ほど順番に押していきます。

 

水分補給をし、ガムなどを活用する

人間の身体は成人で60~65%、高齢者で50~55%を水分が占めています。身体全体の水分が減少すれば、その分唾液の分泌量も少なくなるのです。したがって、こまめに水分補給を行うことも、唾液の分泌量を減少させないための対策になります。また、ガムを噛むと唾液腺が刺激されて唾液の分泌が促進されます。無理なく唾液量を増やせるように、活用することも一つの方法でしょう。

 

まとめ

今回は、ドライマウスの対策方法についてご紹介しました。ドライマウスは原因も様々であり、ご自身で症状に気づかない方も多くいらっしゃいます。お口の乾燥が気になるようなことがあれば、早めに医療機関を受診するようにしましょう。

当院では、患者様お一人おひとりのお口の中の状態に合わせて最適な治療方法をご提案いたします。

お気軽にかけまちコミュニティー歯科までご相談ください。

2023.11.04

知っておきたい口内炎対策

今回は、口内炎ができてしまったときの対策方法についてご紹介します。

口内炎は舌や歯ぐき、頬の内側などの粘膜、唇に発生する炎症症状です。種類や原因も様々ですが、ウイルス性でない軽い口内炎であれば、生活環境を少し改善することで症状が緩和されることもあります。

 

生活環境を改善する

口内炎で最も多い「アフタ性口内炎」は、ストレスや睡眠不足、免疫低下などが原因とされています。そのため、規則正しい生活を心がけることで、症状が改善できることがあります。

 

・睡眠時間をしっかり確保する

口内炎が気になるときは、まずはしっかり睡眠時間をとり、身体を休めましょう。質の良い睡眠をとることで、身体の抵抗力や免疫力を高め、ストレスを軽減することが期待できます。就寝前にゆっくり湯船につかる、なども質の良い睡眠のためにできることです。

 

・お口の中を清潔に保つ

口内炎の予防や早期治癒のために大切なことは、お口の中で細菌を繁殖させないことです。そのためには、食後の歯磨きやうがいをこまめに行い、お口の中を清潔に保つようにしましょう。

 

・食事は刺激の少ないものを

辛いものや熱すぎるものなど、お口の中の粘膜を刺激するような食事はできるだけ避けましょう。口内炎が痛くて食事がとりにくい場合は、スープやおかゆ、茶わん蒸しなど、柔らかくなめらかな食感のものがおすすめです。

 

ビタミンを摂取する

口内炎の症状を緩和するには、ビタミンB1、B2、B6などのビタミンB群が効果的であるといわれています。これらを多く含む食品には、豚肉、レバー、青魚、うなぎなどが挙げられます。これらも取り入れながら、バランスのよい食事を心がけましょう。食事だけでは難しいという場合は、サプリメントを活用することも検討しましょう。

 

まとめ

口内炎は通常1~2週間で症状が改善されることがほとんどですが、2週間以上たってもよくならない場合は、そもそも口内炎ではない可能性も考えられます。その場合は、ただの口内炎だからと甘く見ずに、早めに医療機関を受診するようにしましょう。

当院では、患者様お一人おひとりのお口の中の状態に合わせて最適な治療方法をご提案いたします。

お気軽にかけまちコミュニティー歯科までご相談ください。

2023.10.18

セラミック治療を検討する際に知っておきたいこと

今回は、セラミック治療で知っておきたいデメリットについてお話しします。

詰め物や被せ物の治療というとこれまでは保険診療で用いられる銀歯が一般的でしたが、近年は見た目も美しく高品質なセラミック治療が広く普及しています。

 

セラミック治療の特徴

セラミック治療とは、むし歯治療で用いる詰め物や被せ物を陶器のような素材で作製することです。もとの歯のような自然で美しい見た目が最大の特徴で、金属アレルギーの心配もほとんどありません。また、詰め物や被せ物の精度も高いため、銀歯よりもむし歯が再発しにくいといわれています。このようにメリットが多いセラミック治療ですが、デメリットも理解しておくことが大切です。

 

セラミック治療のデメリット

セラミック治療で後悔しないために、デメリットも知っておきましょう。

 

・割れる可能性はある

セラミックは陶器のような材料であることから、瞬間的に強い力がかかったときには割れてしまう可能性があります。歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、日常的にセラミックに負担がかかることになるため、特に注意が必要です。その場合は就寝時にマウスピースを使用することも一つの手段です。奥歯にセラミック治療を行う場合は、ジルコニアのようにセラミックの中でも強度の高い素材を選ぶとよいでしょう。

 

・健康保険が適用できない

セラミックは健康保険の適用外であるため、自費診療となります。そのため、銀歯に比べると費用が高額になる傾向にあります。ただし、歯の治療のためにセラミックの詰め物や被せ物を作製する場合には医療費控除の対象となるため、制度もうまく活用しましょう。

 

・銀歯に比べると歯を削る量がやや多い

詰め物や被せ物をつくるときには、むし歯になってしまっているところだけを削るのではなく、ある程度周りの歯質も削る必要があります。セラミックは銀歯に比べると強度が弱いため、作製する詰め物や被せ物に厚みをもたせなければならないからです。そのため、銀歯よりは歯を削る量がやや多くなります。

 

・セラミックといえど一生持つとは限らない

銀歯に比べると劣化しにくく、むし歯も再発しにくいセラミックではありますが、一生ものとは限りません。適切なセルフケアやメンテナンスを行った場合で10年程度使用できるケースもありますが、セラミックの種類や個人差によってその期間は異なります。セラミックが寿命を迎えたときには作り直す必要があるということを念頭に置いておきましょう。

 

まとめ

今回は、セラミック治療のデメリットついてお話ししました。セラミック治療を検討する際にはメリットだけでなくデメリットもご理解いただき、どの治療方法が最も適しているか担当医とよく相談して決めましょう。一度銀歯を入れたとしても、あとからセラミックに交換することは可能です。過去に治療した銀歯をセラミックに変えたい、などのご相談も承っております。

当院では、患者様お一人おひとりのお口の中の状態に合わせて最適な治療方法をご提案いたします。

お気軽にかけまちコミュニティー歯科までご相談ください。

2023.10.04

セラミックは銀歯となにが違う?

今回は、セラミックと銀歯の違いやメリットについてお話しします。

詰め物や被せ物の治療というとこれまでは保険診療で用いられる銀歯が一般的でしたが、近年は見た目も美しく高品質なセラミック治療が広く普及しています。

 

セラミック治療とは

むし歯などにより歯を部分的に失った場合、その箇所に詰め物や被せ物を装着して歯を修復します。このときの詰め物や被せ物をセラミックで作製することを、「セラミック治療」もしくは「メタルフリー治療」といいます。セラミックは陶器の一種で、天然歯に近い色合いを再現できることが最大の特徴です。保険が適用されないため自費診療にはなりますが、見た目の美しさだけでなく、素材そのものの特性、作製した詰め物や被せ物の精密さなど、銀歯にはないメリットがたくさんあります。

 

銀歯とセラミックの違い

保険適用のむし歯治療では、詰め物や被せ物を金属で作製することがあります。このときに使われる金属が、金銀パラジウム合金とよばれる種類の金属です。安価にもかかわらず高い強度をもつため、噛み合わせる力が強い奥歯にも安心して使える一方、むし歯が再発しやすい、見た目が気になるなどのデメリットもあります。

 

セラミック治療のメリット

セラミックで詰め物や被せ物を作製することのメリットには、次に挙げるようなことがあります。

 

・見た目がよい

セラミックはただ白いだけでなく、自然な色合いや透明感を表現することができます。そのため、隣の歯との色合いも加味しつつ、美しい仕上がりが期待できます。また、変色もほとんどみられません。

 

・汚れがつきにくい

銀歯に比べて表面が滑沢で、プラークなどの汚れがつきにくい性質をもっています。また、金属ではないため、酸化によって劣化することもありません。

 

・金属アレルギーの心配がない

セラミックは生体親和性が高い素材であり、金属イオンが流出することもありません。そのため、金属アレルギーが起こる心配もほとんどありません。

 

・むし歯が再発しにくい

銀歯の場合は詰め物や被せ物と歯の境目からむし歯原因菌が侵入し、銀歯の下でむし歯が再発してしまうことがよくあります。この場合は外から見ただけではむし歯になっていることが分かりにくいため、いつの間にかむし歯が進行してしまうおそれがあります。一方、セラミックは接着性の高いセメントで歯に固定しているため、詰め物や被せ物の下がむし歯になるリスクが低くなります。

 

・精度が高い

セラミック治療では、3D口腔内スキャナーで歯の型どりを行い、機械でセラミックのブロックを削りだすことで作製します。そのため、精度の高い詰め物や被せ物を作製することができます。

 

まとめ

今回は、セラミックと銀歯の違いやメリットついてお話ししました。メリットの多いセラミック治療ではありますが、デメリットも存在するためそちらは次回のブログでご紹介します。

当院では、患者様お一人おひとりのお口の中の状態に合わせて最適な治療方法をご提案いたします。

お気軽にかけまちコミュニティー歯科までご相談ください。