身体の健康に対するアプローチ
2018.03.31
こんにちは、院長の吉田です。
先週ですが、診療をお休みさせていただきまして東京へ2日間のセミナーへ参加してまいりました。
内容は矯正治療に分類される勉強会でした。
私も矯正治療の勉強をしに行く気持ちでおりましたが、受講してみますとプラスの意味で予想と違う内容でした。
みなさんが矯正治療と聞くと各々思い描くであろういわゆる「歯科矯正治療」の内容ではなく、歯ならびの悪くなった根本的な「原因」に対しての考え方を学びました。
近年は、何もせずとも歯ならびがキレイに成長していくお子さんはかなり希少です。
それは全体の2割程度と言われております。つまり約8割のお子さんは歯ならびに対してなんらかの問題を抱えている現状があるということになります。
それはその口の中だけで見ると、「原因」は顎の骨の大きさに対して歯の大きさが大きいために、キレイに並ぶためのスペース不足が起こり、歯がガタガタにはえてきたりする、といったことになります。
しかし、本当に歯が大きすぎるというコトがそんなに多くの人に現れるのでしょうか。
子どもたちの悪い歯ならび、専門的には「不正咬合」といいますが、これは実は経済の発達した先進国に顕著に見られる現象です。
日本も戦後すぐの時代は経済的に豊かではなかったために、これほどまで不正咬合のお子さんはいませんでした。(代わりに虫歯だらけでしたが)
理由は諸説考えられますが、スペースが足りず歯ならびが悪くなってしまう原因は「頭蓋顔面部の成長発達不足」にあると考えられます。
そして顎(特に上顎)の骨は頭の骨の一部です。
頭蓋顔面骨がしっかり成長してくれないと、当然内包されている「脳」の発育も抑制されます。
また鼻の気道も狭くなり、呼吸がうまくできなくなります。
呼吸による換気の能率が下がると、いびきや睡眠時無呼吸症候群に繋がり、よく眠れないといった健康被害の悪循環が起こります。
実は歯ならびが良くない、というのはこの「頭蓋顔面部の成長発達不足」の結果起こる症状の一つであって、問題はさらに後ろにある「不健康」という事になるのです。
不正咬合に対してではなく、身体の不健康な成長発育に対してアプローチしていき、結果としてその子本来の歯ならびを獲得していくという、従来の歯科矯正治療とは根本のコンセプトが異なる内容に驚きました。
そして自分本来の歯ならびを獲得すると、「あと戻り」という、キレイに直した歯ならびが再び元の方向へ戻ってしまう従来の歯科矯正治療には必ずつきまとう副作用ですが、これが起こらない点が大きな利点です。
もちろん、この文面のみでは記し切れる内容ではありません。
現在、矯正ドクターと協力して少しずつ皆さんにお伝えできる形にして診療に反映してくべく努めているところです。
今回学んだことを生かして、1人でも多くの子どもたちがより健やかに成長するための手助けをできるようなものを提供していきたいと考えます。
カテゴリ:セミナー参加
ありがとうございます!!
2018.03.13
院長の吉田です。
今日は月1ミーティングの日でした。
2月度の振り返りと、現在の取り組みに対する自己評価と改善点について、午前の診療を一部切らせていただき全員で話し合いました。
そのミーティングが終わる頃、なんだかスタッフがそわそわしだして席を立つ人も。
落ち着きがないなぁと思っていたら、なんとクラッカー🎉
サプライズで少し早い誕生日のお祝いしていただきました!!
今月生まれのスタッフと一緒に、とても嬉しい時を過ごすことができました。
今まで食べた苺タルトの中で、一番美味しかったです。これは誇張なく、本当に美味しかった。苺がジューシーで最高です!
今年でいよいよアラフォー突入ですが、弛まず前進し、学びをやめず、頭を働かせ、手を止めず、走り続けたいと思います!
スタッフのみんな、本当にありがとうございます!!
カテゴリ:かけまちコミュニティー歯科
名古屋シティーマラソン2018
2018.03.12
こんにちは、院長の吉田です。
昨日は非常に良い気候の中、名古屋市ティーマラソンへ参加してきました。
ウィメンズマラソンと一緒に開催される前の学生時代から、何度か参加してきたマラソン大会なのでとても慣れ親しんだ感覚があります。
毎回、15000人の女子力に当てられて元気になる光景です。
去年はセミナーと時間帯が重なり参加できませんでしたが、今年もセミナーと重なりましたが時間帯が午後からだったので、ギリギリ両方とも参加することができました。
ハーフにエントリーしましたが、満足な練習量がこなせておらず、足が攣りそうになりながらの2時間フィニッシュとなりました。
午後からのセミナーは「0歳児からの口腔機能育成」ということで、育児や子育てなど、包括的な視点から健康を支えるための歯科の役割や立場を考える講演会でした。
私たちが幼少だった頃と今とでもかなり環境が変化して、それによって子ども達も適応するように変化してきています。
時代の流れに則した形で、最善の介入ができればといつも考えています。