南北海道名物、大砲の号砲とともにローリングスタート。

私は黄色スイムキャップなので第3ウェイブ、最後の組です。
事前申告で、スイムアップのタイム順にキャップの色分けがなされ、私は3800mを100分以上かかるだろうと予想したためです。
水温の低さはそこまで気にならなかったものの、やはり波が高い。
特に沿岸300m位は私の身長くらい(180cm)の高さの波がきます。
スイムの苦手な私にとって救いなのは、200mくらいの結構な遠浅で、足がつくこと。
特にスイムのスタートは、急に心拍が上がったり、軽いパニックになることもあるので完走目標の私くらいのレベルならとにかく慌てずゆっくり自分のペースで開始すること。
高い波に合わせて潜水してちょっとずつクロールを開始する。
水中の視界は全くの0。
雨のせいで濁り方はかなりのもの。
序盤は波が高く、ヘッドアップが全く役に立たないので一々ブイを確認しながら泳ぐ。
次第にペースを掴んできて、400mくらい進むと波も少し落ち着いたエリアに。
それでも強風のため、進行方向に対して斜めに流されるように波がきます。
まっすぐ進んでいるつもりで、全然違う方向に進んでしまい、クロール数かきでヘッドアップしては方向修正を繰り返します。
事前に首回りと、ウェットスーツの方にもしっかりとワセリンを塗り込んだため、ゴムずれは全く起こりませんでしたのでそれはよかった点です。
コーナーに位置する赤い大きなブイを右折するコースなのですが、途中、赤いブイが風に流されてしまい(大きいために強風の煽りをもろに受けたのでしょう)、方向を見失う人が続出。
近くのライフセーバーさんが、黄色のブイを曲がってくださいと大声で叫んで教えてくれました。
トライアスロンは自然に立ち向かう競技であることを、ひしひしと実感しながらのスイムでした。
1週目1900mでタイムは手元の時計で42分。

おや、意外と早い?
もしかして100分切れるのでは?
確かに周りの人は、同じ黄色のキャップの人も多いですが、一つ前のウェイブの黄緑キャップもちらほら。
波のせいで蛇行して入るものの、ちゃんと練習の成果が出ているみたいでとても嬉しかったです。
その調子で、陸でしっかり水分とって、深呼吸してから2週目に突入。
2週目は、赤いブイが復活してたのでそっちを回ろうとしたら、黄色のブイに行きなさいと指示され大回り。
そのくらいでなんとか、大きなトラブルなくスイムアップ。

タイムは1:31:40。
最初は2時間見てたので、自分の中ではかなりの好ペースでした。
スタート時に応援に来てくれていたスタッフが、スイムアップまで見てくれていたのは嬉しかったです。

さあ、お次はバイク180kmです!
