子どもが歯医者嫌いにならないために気をつけたいポイント

今回は、お子さまが歯医者嫌いにならないポイントについてご紹介します。

夏休みに入り、お子さまと歯科医院を受診するご予定の方も多いのではないでしょうか。とはいえ、お子さまの歯科治療について不安を感じている保護者の方もいらっしゃるかもしれません。実際に「子どもが歯医者を怖がって、行きたがらない」というお悩みもよく耳にします。今回は、お子さまが歯医者嫌いにならないために、保護者の方々に知っていただきたいポイントをご紹介します。

正直であることの重要性

最も大切なのは、お子さまに対して正直であることです。「今日は何もしない」「診るだけ」などの嘘は、絶対につかないでください。一時的に子どもを安心させられても、実際に治療が始まって想定と違うことが起こると、子どもは裏切られた感覚を持ってしまいます。これは歯科医院との信頼関係を壊すだけでなく、お子さまと保護者の方との信頼関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。

代わりに、年齢に応じた説明を心がけましょう。例えば、「お口の中をきれいにするお手伝いをしてもらうよ」「むし歯さんとバイバイする治療だよ」など、前向きで分かりやすい言葉を使うことをおすすめします。治療の必要性を理解させ、子ども自身が治療に向き合う心の準備をする時間を与えることが大切です。

最適な時間帯を選ぶ

お子さまの機嫌や体調が良い時間帯を選んで受診することも、スムーズな治療につながる重要なポイントです。多くの場合、午前中は子どもの機嫌が良く、集中力も高い傾向にあります。できるだけ以下の時間帯は避けるようにしましょう。

・空腹時

お腹が空いていると、不快感や集中力の低下を招きます。

・お昼寝の時間

子どもは眠気があると機嫌が悪くなりやすい傾向にあります。

・疲れている時間帯

保育園や学校の後など、疲れが溜まっている時間は避けましょう。

このようにお子さまの日常のリズムを考慮し、最も調子の良い時間帯に予約を取ることをおすすめします。また、初めての受診や大きな治療の前日は、十分な睡眠を取らせることも大切です。

頑張りを認め、たくさん褒める

お子さまが歯科治療を乗り越えた後は、その勇気と頑張りを大いに褒めてあげてください。具体的に褒めることでお子さまは達成感を味わい、次回の受診への前向きな気持ちにつながります。例えば、「お口をしっかり開けていられて、すごかったね!」、「先生のお話をよく聞いていて、えらかったよ」、「泣かずに最後まで頑張れて、本当にすごいね」といった声掛けをしてみましょう。

また、小さなご褒美を用意するのも効果的です。ただし、お菓子などの甘いものは避け、シールやお絵かき道具などを選びましょう。

お子さまに寄り添う環境整備

お子さまが歯医者嫌いにならないためには、お子さまに寄り添える環境を整えている歯科医院を選ぶことも大切です。例えば、キッズスペースが充実していると待ち時間もお子さまが楽しく過ごすことができます。当院の待合スペースにはキッズコーナーを設置しております。靴をぬいでリラックスして待つことができ、DVDやおもちゃもあるので退屈してしまうこともありません。

また、歯科医院のチェアーは子どもにとってはとても大きく、ただ座るだけで不安になるお子さまもいらっしゃいます。当院ではキッズベッドを用意しているだめ、チェアーが苦手なお子さまでも安心です。お父さんやお母さんに近くで見てもらいながら、家にいるかのような環境で診察を進めていきます。

まとめ

お子さまが歯医者嫌いにならないためには、保護者の方の理解と協力が不可欠です。正直で前向きなコミュニケーション、適切な時間帯の選択、そして頑張りを認め褒めることで、お子さまの歯科治療への恐怖心を和らげることができます。お子さまの健やかな成長と笑顔のために、楽しく前向きな歯科通いを心がけていきましょう。

ご不安な点やご質問がありましたら、かけまちコミュニティー歯科にご相談ください。

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